まず、この本の内容は以前「夢」というタイトルで発売されていたものと同一です。タイトルを変えただけです(夢の方を持ってるのに買っちゃったよ…)。前半は星野氏の人生哲学や組織に関する考え。ぶっちゃけトーク的な内容が多いのだが主張はごくごく真っ当なもので、氏が「理想の上司」とされることが頷ける。後半は阪神のチーム内改革に関する話。そのため、後半は野球好きでなければ退屈かもしれません。「配慮はするが遠慮はしない」,逆の人が如何に多いことか。「権限があるのだから同量、同範囲の責任がある」,これを認めてしまうと職を失う人が如何に多いことか。星野氏が「当たり前のことをやっただけ。ただし本気で。」というのがよくわかる。
星野監督の苦悩と云うより組織論が良く伝わってきます。2年間どのような視点に基づいて組織を作ったか、非常によく纏められ、読みやすかったです。ひと言で云うと「原理原則に帰れ」なのですが、これが中々難しいと思います。皆が悩んでますがそれをやり遂げる秘訣が書かれてます。非常に参考になりました。健康が回復すれば、是非コミッショナーでも遣って欲しいものです。